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当初は100m四方のどこかに降りることを想定していた。しかし、小惑星リュウグウに到着すると、その姿は、はやぶさ2チームを驚愕させた。
表面は凸凹だらけで大小さまざまな岩の集合体。平らな場所がほとんど見当たらない。「リュウグウが牙をむいてきた」と津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネジャーが表現したのは、以前の記事の通り。
【参考】欧州機「MASCOT」も! はやぶさ2が次々に快挙達成
(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54380)
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そのリュウグウからチームが着陸目標に狙いを定めたのは幅6m、つまり半径3mの狭いエリアだった。
100m四方が半径3mに。津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネジャーは、その難しさについて「甲子園球場に着地すればいいと思っていたら、甲子園球場の中のマウンドに着地しないといけなくなった」と説明する。
しかも、リュウグウまでは地球から3.4億km離れ、通信に片道約20分もかかる。「初めてリュウグウを見た時は好奇心を駆り立てられ、『こんな世界だったのか』と面白さを感じた。一方で、はやぶさ2を着陸成功に導かなければならない厳しさに思い至ると、なぜこんなに厳しい小惑星なのかと引きの悪さを感じた」と吐露する。
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