師走を迎え、寂しい別れが一つありました。
先日、週刊漫画ゴラクで連載されていた『銀牙~THE LAST WARS~』(高橋よしひろ)が完結したのです(コミックスは「20」が最新刊)。
第一弾の『銀牙-流れ星 銀-』の連載が始まったのは、私が小学生だったころ。セリフを人間の言葉に置き換え、主人公の銀をはじめとする個性的な犬たちの友情や成長、冒険を描くという型破りなこのマンガに、少年心はすっかり魅了されました。
その後、いちど終了したかに見えたこのシリーズは(長い休憩時間を挟みつつ)、銀の息子であるウィードを主人公に据えた「銀牙伝説WEED」として連載が再開されました。
もちろん、社会人になっていた私は狂喜乱舞です。一週間のなかで楽しみが、週刊少年ジャンプ発売日の月曜日から、週刊漫画ゴラク発売日の金曜日に変わったのは、言うまでもありません。
そこから『銀牙伝説WEEDオリオン』を経て、今作の『銀牙~THE LAST WARS~』へと続いたこのシリーズ。私の中では生活のリズムの一部になるくらい、思い入れが強い作品です。