サムスン電子、IFAで新作スマートウオッチ発表

国際コンシューマ・エレクトロニクス展にて発表されたサムスン電子のスマートウオッチ、Samsung Gear S3(2016年8月31日撮影)。(c)AFP PHOTO/TOBIAS SCHWARZ〔AFPBB News

年平均11.0%増で推移する見通し

 米国の市場調査会社IDCが、このほどまとめたレポートによると、今年(2018年)の全世界におけるウエアラブル機器の出荷台数は1億2530万台となり、昨年から8.5%増加する見通しだ。

 世界的にスマートウオッチの人気が高まっているほか、新興国市場でウエアラブルを初めて購入する人が増えている。これにより、出荷台数は、年平均11.0%増と2桁成長で推移し、2022年の年間出荷台数は、1億8990万台に達するとIDCは見ている。

スマートウオッチへの移行進む、日本は3分の1以上

 IDCが定義するウエアラブル機器には、(1)「ベーシック・ウエアラブル」と呼ばれる、サードパーティー製アプリが使えない、より安価なリストバンド型機器と、(2)スマートウオッチをはじめとする「スマート・ウエアラブル」がある。

 同社によると、この市場では、(1)のベーシック・ウエアラブルから(2)のスマート・ウエアラブルへの移行が進んでおり、今後も同様の傾向が続くという。

 また、スマート・ウエアラブルは、先進国市場だけでなく、新興国市場にも広がっていくとしている。そして、日本は世界のスマート・ウエアラブル出荷台数の3分の1以上を占めており、市場の成長に重要な役割を果たすとIDCは指摘する。