アマゾン第2本社、ニューヨークとバージニアに建設へ 米紙報道

米アマゾン・ドットコムのロゴ(2018年11月8日撮影、資料写真)。(c)Ina Fassbender / dpa / AFP〔AFPBB News

ウォルマートのeコマース事業が急拡大

 米国の市場調査会社eマーケターがこのほどまとめたレポートによると、同国では、小売最大手のウォルマートが、eコマース分野で急成長しており、同社は今年(2018年)のeコマース売上高ランキングで3位になりそうだという。

 昨年の米国eコマース売上高ランキングは1位から、「アマゾン・ドットコム」「イーベイ」「アップル」「ウォルマート」「ホーム・デポ」の順だった。

 今年の順位は、4位のウォルマートが3位に浮上し、アップルが4位に後退する点が昨年と異なるという。

 会員制スーパーの「サムズ・クラブ」や、eコマース専業の「ジェット・ドットコム」といった傘下事業を含む、ウォルマートのeコマース売上高は、前年比39.4%増の209億1000万ドル(約2兆3600億円)となる見通し。

 これに伴いウォルマートは、売上シェアも上昇する。同社は、イーベイなどの他社からシェアを奪っていく。ただ、アップルの売上シェアは昨年とほぼ同じになると、eマーケターは見ている。

 eマーケターのアナリストであるアンドルー・リプスマン氏によると、ウォルマートのeコマース事業は、「エンジン全開で急成長中」という。ネットで注文と決済を済ませ、商品を店に取りに行く「クリック・アンド・コレクト」というサービスが米国の消費者に人気だが、これが同社の食料品eコマース事業の成長を後押ししていると、分析している。