殺人犯はアマゾンAI「アレクサ」が知っている?米検察が捜査令状

米アマゾンの人工知能スピーカー「エコー」。英ロンドンで行われた発表会にて(2016年9月14日撮影)。(c)AFP/dpa/CHRISTOPH DERNBACH〔AFPBB News

 先ごろ、米アマゾン・ドットコムが、AI(人工知能)搭載のスピーカーやディスプレーの新モデル、AIアシスタントが利用できる電子レンジ「AmazonBasics Microwave」、自動車の中で利用できるAI端末「Echo Auto」などを発表して話題になったが、こうした製品を含むスマートホーム関連機器の市場は、今後急成長していくと見られている。

世界出荷台数、今年は6.4億台に

 米国の市場調査会社IDCがこのほど公表したレポートによると、今年(2018年)のスマートホーム機器の世界出荷台数は、6億4390万台となり、昨年から31%増加する見通しだ。

 同社が先に報告していた、2017年世界出荷台数の前年比伸び率は27.6%だった。今年は、これを上回り、市場は堅調な成長を遂げるとIDCは見ている。また、この市場は今後、年平均20.8%の伸び率で拡大し、2022年には出荷台数が13億台近くになるとしている。

 IDCがスマートホーム関連の機器として注目しているのは、「AIスピーカー」のほか、スマートテレビや映像配信端末などの「映像エンターテインメント機器」、セキュリティーカメラや玄関ドアチャイムなどの「ホームモニタリング・セキュリティー機器」、スマート電球などとも言われる「コネクテッド照明器具」、そして、米グーグル傘下の米ネストラボなどが手がける「スマートサーモスタット(室温調整装置)」などである。