アップルCEO、自動運転システムに言及 未来の「中核技術」

米アップルのティム・クック最高経営責任者。カリフォルニア州クパティーノにある米アップル本社で(2016年10月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/Josh Edelson〔AFPBB News

 アップル製品の市場動向やサプライチェーン情報に詳しいアナリスト、ミンチー・クオ氏によると、米アップルが開発しているとされる自動運転車「Apple Car(通称)」は2023年~2025年にも、市場投入される見通しという。

 同氏は、独自に得た情報を基にアップルの新製品やその発売時期を当ててきたことで知られるアナリスト。以前は台湾KGI証券に務めていたが、その後、中国TFインターナショナル証券に移籍した。その同氏が8月14日に投資家に宛てて送った調査ノートで報告したと、マックルーマーズビジネスインサイダーなどの米メディアが伝えている。

アップル、自動車も再定義か

 それによると、クオ氏は、Apple Carがアップルの次の花形製品になると予測している。新たなテクノロジーによって、自動車市場が再定義され、それに伴い、非常に大きな買い替え需要が生まれるという。これは、アップルが10年前にスマートフォンを市場投入し、携帯電話市場を大きく変えたことに似ているという。

 また、AR(augmented reality、拡張現実)をはじめとするアップルの最先端技術が、自動車を再定義するため、Apple Carは大きな差異化が図れるとも同氏は指摘。

 さらに同氏は、次のようにも報告している。