アップルが新本社併設の「スティーブ・ジョブズ・シアター」お披露目 米

米アップルの新本社「アップルパーク」に併設された「スティーブ・ジョブズ・シアター」に展示された「iPhone X」。カリフォルニア州クパチーノにて(2017年9月12日撮影)。(c)AFP/Josh Edelson〔AFPBB News

 香港の市場調査会社、カウンターポイント・テクノロジー・マーケットリサーチのレポートによると、今年(2018年)4月における、スマートフォンの機種別世界販売台数ランキングは、韓国サムスン電子の「Galaxy S9」「同S9+」が、米アップルの「iPhone X」を上回った。

iPhone、5機種がトップ10入り

 iPhone Xは、3月時点で首位だったが、4月はシェアが低下し、3位に後退した。カウンターポイントによると、その要因は季節的なものという。

 アップルがiPhone Xを発売したのは、昨年11月初旬。つまり、同モデルは市場投入されてから、この時点で半年が過ぎた。一方、サムスンがGalaxy S9シリーズを市場投入したのは今年3月。Galaxy S9シリーズは、その翌月に好調に売れ、iPhone Xを抜いたというわけだ。

 ただ、iPhoneシリーズには依然、根強い人気があるという。例えば、昨年9月に発売された「iPhone 8 Plus」と「iPhone 8」の4月時点の販売ランキングは、それぞれ4位と5位。また、旧モデルの「iPhone 6」と「iPhone 7」は、それぞれ7位と9位。iPhoneシリーズはスマートフォン上位10機種の中に5機種が入っている。これに対し、サムスンは3機種、中国シャオミ(小米科技)は2機種となっている。

上位10機種はアップルとサムスンのみ

 別の調査会社である英IHSマークイットも、同様にスマートフォンの機種別出荷台数ランキングをまとめている。こちらは、今年1~3月期のデータだが、興味深いのは、上位10機種のメーカーが、すべてアップルとサムスンであるということ。