戦時中は乾燥卵を温湯で戻して――昭和19年

『栄養と料理』1944(昭和19)年2月号の表紙と「栄養と料理カード」。乾燥卵は40~60℃の温湯を加えて15~20分おいて戻してから使う。
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 乾燥卵を戻して作る卵焼き。乾燥卵は、日本では1936(昭和11)年以降の特許公報で確認できる。世界的にも軍隊用の携帯食として重宝されていた。卵は栄養価が高く、

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