英ロイター通信や米ブルームバーグなどの通信社の報道によると、米アマゾン・ドットコムは2017年10月から、米百貨店大手のコールズと提携し、スピーカー型AI(人工知能)音声アシスタント機器「Amazon Echo」などのハードウエア製品を、コールズの店舗で販売するという。
百貨店内でアマゾンのショップを展開
シカゴやロサンゼルスなど、米国にあるコールズの10店舗に、1000平方フィート(約93平方メートル)の、「Amazon Smart Home Experience」と呼ぶ売り場を設け、アマゾンの従業員が、Echoや、タブレット端末「Fire」シリーズなどを販売する。
アマゾンは、米国で「Amazon Books」と呼ぶ対面販売の書店をオープンしたり、高級スーパーマーケットチェーン「ホールフーズ・マーケット」を買収したりして、実店舗展開を進めているが、これらの店舗でも、Echoなどの同社製ハードウエアを販売している。
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ウォルマートはグーグルと提携
ネットと実店舗を融合させた販売戦略は、今後ますます、その競争が激化していきそうだと、ベンチャービートなどの米メディアは伝えている。