米フェイスブックは6月27日、同社の世界利用者数が20億人に達したと発表した。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は同日の午前中、自身のフェイスブックページに投稿し、「今朝、フェイスブックのコミュニティーは正式に20億人になりました」とコメントし、「私たちはこれからも世界をつなげていく取り組みを進めていきます。さあ世界をより緊密にしていきましょう」と付け加えた。
2年足らずで5億人増加
同氏が、ここで言う利用者数は、月間アクティブユーザー数(MAU)というもので、1カ月に1度以上、フェイスブックのウェブサイトやモバイルアプリを利用する人の数だ。
その数は、2010年9月末時点で5億人を超え、その2年後の2012年9月末で10億人を突破した。さらにその3年後の2015年9月末には15億人に達していたが、それから2年足らずで20億人の大台に到達した。
これについて、英ロイター通信は、20億人という数は、どの国の人口よりも多く、世界人口75億人の25%超に相当する、と伝えている。
モバイル広告も好調
フェイスブックは、ザッカーバーグCEOが、ハーバード大学の学生だった2004年に立ち上げたのが始まりだ。当初は大学生や大学関係者向けのサービスに過ぎなかったが、2006年に一般開放すると、たちまち利用者数が伸びた。ここ最近の利用者数の伸びは、前年比で17%に達しており、2012年以来の急成長となっている(米テッククランチ)。