アップル初のコンピューター、1400万円で落札 予想価格下回る

ドイツ・ケルンでオークションに出品されたアップル初のコンピューター「アップル1」(2017年5月12日撮影)。(c)AFP/dpa/Marius Becker〔AFPBB News

 アップルが、AI(人工知能)を使った音声アシスタントサービスを利用できる単体の機器を開発しているといった観測はこれまでにも出ていたが、米ブルームバーグがこのほど報じた最新情報によると、アップルはこの機器の製造をすでに始めているという。

Siri搭載アシスタント機器、年内に発売か

 同社は6月5日から、米カリフォルニア州サンノゼで、「WWDC(Worldwide Developers Conference )」という開発者向けイベントを開催するが、その会場で、この新たな機器が発表される可能性がある。ただし発売時期については詳しく分かっておらず、事情に詳しい関係者は「年内になる」とだけ話しているという。

 この機器は、アップルがiPhoneなどで提供している音声アシスタントサービス「Siri」を利用できる単体機器と見られている。

 ブルームバーグによると、本体には高性能スピーカーを備えており、音声命令で、音楽ストリーミングの「Apple Music」などの同社サービスが利用できるほか、対応機器と組み合わせれば、部屋の照明のオン/オフや、玄関ドアの施錠/解錠といったこともできるようになる。

 iPhoneなどのOS(基本ソフト)「iOS」には、家電を管理・操作するソフトウエアプラットフォーム「HomeKit」が組み込まれているが、この仕組みを利用し、利用者がこれまで以上に容易に家電を音声で操作できるようにしたいとアップルは考えているという。

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サービスで顧客を囲い込み

 そして、アップルがこの機器を市場投入する理由にはもう1つあるとブルームバーグは伝えている。それは、顧客の同社サービスへの囲い込みだ。