VRゲームで仮想の腕を操作、切断者の幻肢痛を軽減

東京ゲームショーの会場でVR装置を装着する来場者(2016年9月15日撮影)〔AFPBB News

 フェイスブック傘下の仮想現実(VR)企業であるオキュラスVRは12月13日、組織再編に伴いブレンダン・アイライブ最高経営責任者(CEO)が辞任すると発表した。

「新たなリーダーを探す」

 これはアイライブ氏が同日付の公式ブログへの投稿で明らかにしたもの。これによると、オキュラスVRでは、今後「PC VR部門」と「モバイルVR部門」を設置する計画。

 それに伴い、アイライブ現CEOは、前者のPC VR部門を率いる役職に就き、主力製品であるVRゲーム用ヘッドセット「Oculus Rift」に関連する製品の開発と、コンピュータビジョンの研究事業を監督するという。

 一方で、モバイルVR部門の責任者には、今夏にソフトウエア責任者として入社した、米アマゾン・ドットコム出身のジョン・トマソン氏が就く。

 アイライブ現CEOの異動により、しばらくCEOが不在になるが、今後同氏とトマソン氏、そして最高技術責任者(CTO)のマイク・シュロプファー氏の3人で、同社を率いる新たなリーダーを探すとしている。

 ただし、この新たなリーダーの肩書はCEOではないものになると、オキュラスVRの広報担当者は述べていると米ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。

FB傘下企業で異例のトップ異動

 同紙によると、フェイスブックが買収した企業で、こうしたトップ人事の見直しがあるのは珍しいこと。

 例えば、フェイスブックは2012年に約10億ドル(約1150億円)で、写真共有アプリの米インスタグラムを買収、2014年には約220億ドル(約2兆5300億円)でメッセージアプリの米ワッツアップを買収したが、これらの創業者は今も買収時と同じ役職に就いている。

 そしてフェイスブックは2014年に約20億ドル(約2300億円)でオキュラスVRを買収したが、アイライブ氏は共同創業者の1人であり、買収時もCEOを務めていた人物だ。