米国の市場調査会社、eマーケターが7月22日に公表した世界のソーシャルメディア市場に関する最新のリポートによると、米ツイッターの世界利用者数は、今年2億8630万人となり、昨年の実績から10.9%増と、2桁成長する見通し。
伸びは低下するも、堅調に推移
これは「月間アクティブユーザー数(MAU)」と呼ばれる、1カ月に1度以上サービスを利用する人の数。その成長率は今後緩やかに低下していくものの、利用者数は2020年に3億6880万人に到達するとeマーケターは予測している。
eマーケターによると、この市場では写真メッセージングサービスの米スナップチャット(Snapchat)や、米フェイスブック(FB)傘下の写真共有サービス、インスタグラム(Instagram)、そしてフェイスブックのメッセージサービスであるメッセンジャー(Messenger)などが若年層を中心に人気を集めており、ツイッターは影が薄くなりつつあるという。
今回のeマーケターのリポートでは、これら他社サービスの具体的な利用者数は報告されていない。
しかし、各社の決算資料によると、フェイスブックの今年3月末時点の利用者数は(MAU)は16億5400万人、インスタグラムは4億人。そしてフェイスブックは先頃、メッセンジャーの利用者数が10億人を突破したと発表した。
また日本をはじめアジア地域で人気のライン(LINE)の今年3月末時点の利用者数は2億1800万人で、うち日本の利用者数は6070万人だった(PDF書類)。