「コーヒーメーカー」で炊飯、コメのヒ素含有量が大幅減 研究

皿に盛られる白米。フィリピン・マニラの飲食店で〔AFPBB News

 先頃、中国のスマートフォンメーカー、シャオミ(小米科技)がハイテク機能を搭載した自転車を発売すると報じられ、話題になったたが、今度は、炊飯器を発売すると発表して皆を驚かせている。

スマホで操作する圧力IH炊飯器

 その製品名は「米家圧力IH電飯煲(MIJIA Induction Heating Pressure Rice Cooker)」で、その名のとおり圧力IH炊飯器。ただし、スマートフォンと連動する点が一般的な炊飯器と異なっている。

 具体的には、「Mi Home」と呼ぶスマートフォン向けアプリで、パッケージのバーコードを読み取ると、米の種類や顧客の好みに合わせて火力や炊飯時間を自動調整するのだという。

 シャオミによると、アプリには現在200種類の異なる米のブランドが登録されており、今後さらにその種類を増やしていくという。

 スマートフォンで炊飯設定などが行える炊飯器はパナソニックからも発売されているが、シャオミ製品の特徴はその999元(約1万7000円)という価格。

 この話題について報じているウォールストリート・ジャーナルなどの米メディアは、価格が数千元(3万〜7万円)する日本メーカーの高機能炊飯器に比べると、シャオミ製品はほんのわずかな金額だと伝えている。

 シャオミのウェブページを見ると、この製品のデザインは簡素で、日本製品に比べると豪華さに欠ける。だが内釜にテフロンコートの鉄釜を用いるなど、日本品質を追求しているようだ。

 またこのウェブページには、「三洋電機で炊飯器の開発に携わった圧力IH炊飯器の発明者」とされる日本人とおぼしき人物の名前と写真、そのコメントが掲載されている。詳細については分からないがこれが事実ならば、この炊飯器には日本の技術が使われていると言えそうだ。