法王、祈りの最中にタブレット端末操作 祭典への登録呼びかけ

ローマ法王もタブレットがお気に入り。祈りの最中にも操作〔AFPBB News

 米国の市場調査会社IDCがこのほどまとめたタブレット端末市場に関するリポート(速報値)によると、今年4~6月期における世界出荷台数は4470万台となり、1年前から7.0%減少した。

タブレット市場、3四半期連続前年割れ

 タブレット端末の四半期出荷台数は、米アップルが初代「iPad」を発売した2010年以降、一貫して前年実績を上回る水準で伸び続けてきたが、その後成長は鈍化し、昨年10~12月期についに前年実績を下回った。

 今年1~3月期の出荷台数も前年割れとなり、4~6月期も同様に振るわず、これで3四半期連続の前年割れとなった。

 IDCによるとその要因は、買い替え周期の長期化や、大型スマートフォンとの競争激化。特にアップルのiPadは「iPhone 6」シリーズの成功を背景に苦戦が続いているという。

 また短期的に見ると、この4~6月期はハードウエアの技術革新があまりなく、新製品の市場投入も限定的だった。これにより四半期出荷台数は1~3月期から3.9%減少した。

アップルは17.9%減、サムスンは12.0%減

 4~6月期の出荷台数をメーカー別に見ると、アップルが1090万台で首位を維持し、これに韓国サムスン電子が760万台で次いだ。このあと、中国レノボ・グループ(聯想集団)の250万台、中国ファーウェイ(華為技術)の160万台、韓国LGエレクトロニクスの160万台と続いている。

 このうちアップルの出荷台数は1年前から17.9%減少しており、6四半期連続で前年割れとなった。またサムスンも同12.0%減少している。