リー・クアンユー元首相の冥福祈る市民、シンガポール

リー・クアンユー元首相の冥福を祈ろうと、シンガポールのイスタナ(大統領府)の入り口に並ぶ人々〔AFPBB News

シンガポールでも垣間見えた日韓雪解けの兆し

 今回の『中山泰秀のやすトラダムス』(3月29日放送/Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)では、ソウルで行われた日中韓外相会談や、中国が設立を進める国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」などを取り上げてアジア情勢を解説したほか、消費税増税からの1年を振り返った。

中山 3月23日に91歳で死去したシンガポールの初代首相、リー・クアンユー氏の国葬が29日、同国で営まれ、日本から安倍(晋三)首相が日帰りで参列しました。リー元首相はシンガポールの「建国の父」として知られ、徹底した合理主義と強い指導力で都市国家シンガポールの経済成長を率いた人物です。

 我が国も、カジノを含めた統合型リゾート(IR)の法制化に向けた取り組みの一環として安倍首相がシンガポールのカジノを視察するなど、これまでに経済面など様々な分野で協力関係を築いてきました。

 日本の国会で翌30日に暫定予算案の審議が予定されていたため、わずか数時間の強行日程となりましたが、安倍首相としては日本との友好関係に尽力したリー元首相へ最大限の弔意を表したかたちです。