週刊NY生活2014年4月26日487号

 一人暮らしで年老いた親が日本にいれば、たとえ元気であっても病気をしていないか、食事をきちんと取っているか、認知症になっていないかなど、海外在住者で日本の親のことを心配する人は少なくない。

 日本で今年2月、一人暮らしの高齢者と家族との距離を縮める新しいタイプのコミュニケーション型見守りサービス「つながりプラス」を開始した株式会社こころみ(本社東京都渋谷区、神山晃男社長)が、海外在住者にサービスの利用を呼びかけている。

 研修を受けた個別の専任担当者が日本全国に住む親にまず1時間面会した後、同じ担当者が週2回各10分間、電話で親の話し相手となり、毎回その内容を依頼主である海外在住家族にメールでレポートする。

 また月に1度、独自に開発した「認知症早期発見スケール」で日常の質問と観察を通して認知症になっていないかの傾向をレポートするプランもある。

 入会金は1万円で月額料金は8000円。6月末までに申し込んだ場合には入会金が無料になり、月額料金も当初3か月間3000円になる。

 同サービスの対象者は、日本国内に一人で住む65歳以上の親。独居高齢者となった親を日本に残して米国に居住している日本人にとっては、家族以外の目を通してコミュニケーションを取ることで親の客観的な状況を把握できる。

 問い合わせは電話・東京03・6455・1698、詳細はウェブサイト

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