前回の「アジア留学のススメ(前篇)」に続き、今回の後編では大学生や社会人のニーズに沿ったアジア留学のモデルケースを5つご紹介します。
このプランは、日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事である星野達彦氏の25年の留学カウンセリングの経験をもとに、「コストパフォーマンス」「キャリアへのインパクト」「人生へのインパクト」などを総合的に加味して作られたものです。
ケース1:就活力をつけたい大学生の大学休学留学プラン
最近では多くの大学で姉妹校への留学プログラムを充実させていますが、欧米圏への留学が多く、アジア圏への英語留学はまだ多くありません。
一方、大学生を新卒採用する企業側はアジア留学経験者にも注目し始めています。就職活動にあたっての差別化や、社会人になってからの活躍の機会を考えると、アジアへの留学という選択肢は十分あり得るものです。
【対象】
日本の大学を休学し、英語力習得と就活力アップのため半年~10カ月ぐらいの留学を考えている大学2年生
【予算目安】
9カ月滞在で約140万円(お小遣い、渡航費、保険代除く)
【サンプルスケジュール】
1. フィリピン・セブ島のMDL(Multilateral Development in Language Learning Center)で6カ月の英語学習(費用が安く、マンツーマン中心の英語学習)
2. インドのILSC(International Language Schools of Canada)で2カ月の英語学習+1カ月のインターンシップ(費用が安く、独特な文化を持つインドで英語学習と現地企業などでのインターンシップ体験)
【特長】
大学生ということもあり、このプランは安い費用で効率よく英語力をつけること、そして自分を差別化して就活力をつけることを念頭に置いています。そのために敢えて2つの国への留学とインターンシップを組み合わせてあります。
ケース2:なるべく安く、休暇中に短期留学したい大学生向け留学プラン
現在、大学生が夏休みや春休みを利用して短期英語留学をすることは別段珍しくもなく、中学や高校時代に短期留学をしている学生も多くなってきています。
一方、経済的な事情から留学できない学生がいるのも事実です。そんな学生でも物価が安いアジアへ、LCC(格安航空券)を利用しての留学なら実現できるかもしれません。