ビジネスシーンで今やメールは必須のツールである。だが大量のメールの処理に時間と手間がかかるのは、ビジネスパースンにとって問題である。経営サイドから見ても悩ましい問題だと言える。
私も、大量のメールの処理に長らく困り果てていたのだが、発想を変えてみた結果、処理しきれないメールの増加を食い止めることに成功した。今回はその方法をご紹介したいと思う。
増える一方だった未読メールが減少傾向に
私のパソコンのメールクライアントソフトには常時約8000通のメールが溜まっていた。だが、ある方法を1カ月ほど実施した結果、約7700通まで減少した。
減少した数は全体の中で微々たるものかもしれない。しかし、日々、未読メールが増える一方だった状況が逆転したことは、私にとって非常に大きい。
PCで受信したメールのうち、自動的に振り分けたメール以外は全てメールボックスに溜められていた。そうやって溜め込まれたメールは、おおよそ以下のものになる。
・一応目は通したが緊急度が低いため、まだ処理を行っていないもの
・ログ代わりに取ってあるが、単純に片づけをさぼっているもの
・メルマガ等、何らかの情報源として使いたいが未整理のもの
いつかはこれらをなくしたいところなのだが、平日はメールを見る時間がそれほど取れないので、メールボックスにどんどん溜まっていった。
1日に受信するメール数は300~500通ぐらいなのだが、スパムメールも大量に交じっていて、下手をするとその日はスパムメールを消去しただけで終わる、ということも時にはあった。