今回は、結婚がうまくいかない理由のキモ、「浮気」です。既婚者の場合は「不倫」ですね。でも、配偶者や恋人以外と性的な関係を持つことは非常に広汎に行われているため、ここでは「浮気」として、その問題点を明確にしていきたいと思います。

 前回では、資産価値のアンバランスの可能性について解説しました。その中で、男の年収の漸増、女の見かけの漸減について言及しました。

 男の年収の漸増が浮気に至る原因の1つであることを暗示しました。というのも、浮気をするためには、お金が必要だからです。

 でも、単なる年収の増加は浮気をする資金にはなりません。実際には、ポケットマネーや隠し財産の上昇が浮気には不可欠なものです。

 浮気にはデートがつきもの。当然、男が支払う、その後はホテル代も必要、ということで、潤沢な資金があってこその浮気です。浮気を撃退するためには資金源を絶つ、これ常識です。

男は浮気性、女は貞節?

 まず明確にしておきたい点は、男が浮気性、女が貞節というのは事実と反する点です。実際には男の浮気と女の浮気、それほど数は変わりません。男の方が発覚するケースが多いため、男=浮気性、女=被害者と思われがちなだけです。

 問題は、いつ浮気するかがポイントです。理論的には、結婚前は女が浮気をして、結婚後に男が浮気をする、と言えます。

 男が結婚前に浮気する可能性が低い理由の1つは、日本の慣習として男側がお金を支払う点が挙げられます。例えばデートで1万~2万円使い、週1回のペースで会うと、月に4万~8万円程の投資をします。

 すると収入が限られている中では、付き合える人数も限られます。もし交際相手が2人となると、2倍の経済的負担がかかってしまう。

 他方、女は美容代と洋服代などはかかるかもしれませんが、洋服は着回しもできます。従ってデートで実質的な負担は男より少ないもので、二股、三股は可能なのです。