喧嘩は不可避です。長い間、一緒に住んでいる以上、どんなに好きでも、むしろ好きだからこそ、喧嘩をしてしまいます。喧嘩をしても仲直りをする方法とか、そもそも喧嘩とは何かを知っておけば、無駄な喧嘩をしないで済みますし、夫婦生活も早く解決した分だけ円満になります。

 喧嘩は不幸な時間。喧嘩がない分、「幸せな結婚」時間が増加することになると考えれば、喧嘩の仲直りの方法も解決策の1つです。

夫婦喧嘩とは何か?

 「夫婦喧嘩は犬も食わない」という言葉があるとおり、原因は些細なことです。ただし、長い間一緒にいると、ストレスが溜まり、直接の原因は小さいものであっても、小さい原因が溜まりに溜まってコップ一杯となり、流れ出す場合が多いものです。

 ですから、喧嘩の直接的原因は小さいものであっても、潜在的な怒りマグマの質量はかなり大きかったりするものです。

 喧嘩は必要悪としてとらえて、怒りをぶつけ合うのは仕方がないこと、問題はいかにこじれることなく収束させるかが重要となります。

 喧嘩の原因は様々ですが、大きく分けて、喧嘩の原因として一方が悪い場合(喧嘩の原因が五分五分でないとき)と、客観的にみて、どっちもどっち(五分五分のとき)の2つに分けて解説します。

喧嘩の原因が五分五分でないとき

 喧嘩の原因が五分五分でない場合には、比較的簡単に仲直りすることができます。原因を作った方が謝罪し、原因を作られた方が謝罪を受け入れ、こうむった被害に対して賠償を求めるという手続きになります。ちょっと大げさな言い方ですが・・・。

 例えば、不倫の発覚です。

 小学館「週刊ポスト」と厚生労働科学研究所研究班による大がかりな調査(2006年)によれば、夫の約74%、妻の30%強が不倫を経験していることが分かっています。

 男性の不倫相手の36.5%は「会社の同僚・部下、仕事相手」です。女性の不倫人数は、「1人」が48.3%。以下「2人」(25.0%)、「3人」(11.8%)ですが、「10人以上」が3.5%もいます。

 ただし、最近の英国の調査によれば、不倫相手の平均人数は男性が1.8人に対し、女性は2.3人で男性を上回っているとの報告もあります。