まだまだ旬!ボジョレー・ヌーヴォーの粋な飲み方

【新連載】 男と女のワイン学(レッスン1)

2011.12.05(Mon) 平野 美穂
筆者プロフィール&コラム概要

 500円や1000円程度のボジョレーは、<1>の普通のボジョレー・ヌーヴォー。コンビニやスーパーで2000円以下のものも、<1>

 しかしこの2000円もするワイン、実は本国フランスやユーロ圏では平均4ユーロ。日本円で500円もしなかったりします。

フランスのカフェや酒場では「ボジョレー・ヌーヴォーが入荷しました」という看板が掲げられます。

 なぜ日本に来ると4倍にも跳ね上がるのでしょうか。数年物のワインでも2000円程度で購入できるのに。

 その理由は関税と燃料費にあります。

 関税はどのワインにも共通で、1リットルあたり200円(150円/750ミリリットル)かかります。また、通常日本に入ってくるワインは船便ですが、ボジョレー・ヌーヴォーは時間が命。ブドウを収穫してから10週間で醸造して届けなければいけないわけで、とても船では間に合いません。全輸出量の40%を消費する大得意先の国に、11月の第3木曜までに届けるには空輸するしかないのです。

 船と飛行機ではコストは全く違います。賛否両論あるペットボトルでの販売も、瓶の重さの分だけでも節約して、より安く消費者に届けようという工夫なのです。

ボジョレー・ヌーヴォーをどんな演出で飲みますか

 さて、彼女の反応がイマイチだった冒頭の男性。

 もし、あなたがその男性だったら、恋人とボジョレー・ヌーヴォーを飲むならどんな演出をしますか。

 ボジョレー・ヌーヴォーはいわゆる初物で、縁起物の意味合いの強い飲み物です。しかも、空輸されてくる日本ではある程度値の張るワイン。この「初物」「フレッシュ」「安くない」という特性を生かした演出をしてみるのが、大人の粋な飲み方ではないでしょうか。

 付き合い始めの恋人と飲むなら、そのお付き合いの始まりを記念してフレッシュな2人に乾杯。

 若さが弾けるような恋人ならば、その眩しさをボジョレー・ヌーヴォーに例える。

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