まだまだ旬!ボジョレー・ヌーヴォーの粋な飲み方

【新連載】 男と女のワイン学(レッスン1)

2011.12.05(Mon)平野 美穂

 今ではボジョレーワイン委員会がボジョレー・ヌーヴォー専用アプリを開発するまでに普及しています。

 そしてそのブームは85年頃、バブル景気に突入する直前の日本に上陸。日本人のお祭好き・初物好き・好景気という条件に後押しされて大ブームとなっていきました。

 今ではボジョレーで生産されるボジョレー・ヌーヴォー約280万~300万リットル(2011年)のうち、20%が日本に輸出されているのです。これはフランス国内のスーパーで販売される21%に迫る勢いで、第2位の輸入国アメリカの約3倍、ドイツの約6倍です。いかに日本がボジョレー・ヌーヴォーを支えているかがうかがえます。 

 世界的な不景気を受けて、ボジョレー・ヌーヴォーの生産量自体が、90年代のピークから40%以上も減っていますが、日本では一部のワイン通の嗜みから一般家庭の食卓にまで広がりました。

日本での値段はフランスのなんと4倍

 しかし、困ったことが。値段がまちまちなのです。

 今年は円高の影響もあってペットボトルやイージーパックまで現れて500円の商品もあるようです。ネットでは1000円程度の商品が人気、コンビニやスーパーでは2000円弱。5000円以上の高級品もあります。

 この価格のばらつきは一体どこから来るのでしょうか。

 実は、一般的なワインに等級があるように、ボジョレー・ヌーヴォーにもいくつかランクがあります。高級品や名産品になるほど細かく記載されるものです。

 こちらがその等級。

<1> ボジョレー・ヌーヴォー(ボジョレー地方産新酒)
<2> ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー(ボジョレー地方・限定38村産新酒)
<3> クリュ・ボジョレーのヌーヴォー(ボジョレー地方・特級限定栽培地域10村の新酒)
<4> 有名畑のヌーヴォー

 <1>から<4>に向かって高級になっていきます。

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