男性衣料の比率を高めた♯ワークマン女子の新型店は、1号店を2024年9月24日開業のエミテラス所沢(埼玉県)の3階に構えた。売り場面積は150坪とSC内のテナント店としては国内最大。同SCには2階に「ユニクロ」も入居している
ワークマンプラスはプロ職人と一般客の両方の客層を取り込むことで大ブレイクした。ロードサイド立地を中心に出店、またはワークマンから改装転換し、今や同社の主力業態となった
土屋哲雄専務。「ユニクロと戦ったら勝てないと思い、女子店の男性衣料はアウトドアなどのアクティブウエアに特化してきたが、その結果、使用頻度が低い商品ばかりになってしまった。デザイン性が向上し、機能性素材の開発が進むなどようやく環境が整った」と話す
2024年8月に開いた展示会で披露された今秋冬物の大人カジュアル。これまでのアウトドア・スポーツ系ウエアに見られたビビッドカラーは姿を消し、シックな仕上がりになっている
大内康二執行役員商品本部長。「新しい女子店は何かを削るわけではなく、大人カジュアルなど新たな商品をオンする。だから客層も広がるはずだ」と話す
2024年秋に投入した婦人肌着「シン・ホッとするインナー」シリーズ。吸湿発熱、保温、吸放湿性、ストレッチといった機能を持ち、最安は780円など全商品が980円(税込み)以下で購入できる
小濱英之社長。「女子店はオープンモールを中心に単独路面店を含めたロードサイド出店を本格化する。一方でワークマンプラスのドミナント化(地域集中出店)を進め、中長期的には全社で1500店体制を築く」と語る
女子店だけで販売する専売商品のうち、市場調査を実施してトレンドをつかみ、短納期で生産する商品は今秋から「ワークマンカラーズ」というブランドに統一した