ロシアに日本製部品を売り込むチャンス
国際金属加工展の開会式で祝辞を述べる某ロシア工作機械製造企業のトップ。周りに並ぶ人たちも高齢化が目立ち、元気なニューリッチロシアンのイメージには程遠い人たちばかりだ
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Expocentre見本市会場の外には、新ビジネス街、MoscowCityの高層ビル群が並び立つが、実はこの高層建築の工事はほぼこの1年間中止されていて、この風景は昨年とほぼ同じ。このあたりにロシア経済の不安が感じられる
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曲がりなりにも1970年代には数万台を生産していた会社が、ソ連の崩壊とともに、年間で100台も生産できない状態に陥ったのだ。ロシアでも第一級と言われる工作機械製造企業にしてこれだから、地方都市にある企業はほとんどつぶれてしまったことは想像に難くない
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高級なマシンは欧米から、中級以下のマシンは台湾、中国からの輸入がほとんど。この数年中国製品の輸入が増えていて、台湾機は今後難しい時期を迎える(写真は中国メーカーの銘板を付けた機械の基部)
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出ました、ロシア展示会名物の意味不明展示物。今回は半裸女性がボディペインティングをまとってブース近隣を徘徊してましたが、カタログを手渡すでもなく、一体誰がどんな目的で雇ってるモデルさんなのか、まったく分かりませんでした
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欧米系、とりわけドイツ企業は大変積極的にロシア市場に進出している。世界的なメーカーの代表であるDMGは、ここロシアでも大手ユーザーをしっかりつかみ、展示会場の商談コーナーは順番待ちができるほどであった
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日本製コンポーネントメーカーとしては抜群の知名度を誇るファナック社。この展示会でもコーポレートカラーの黄色ずくめのブースを設営していたが、全般的に日本企業の勢いは感じられなかった
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前回は出展を中止したマザックも、本年は小規模なスタンドで参加。日本のメーカーで参加したのは、マザックのほかは森精機のみ。あとはロシアの代理店経由で数社が出品した程度で、日本の工作機械業界でのロシア離れは著しいものがある。本文にも書いたように、今後コンポーネントメーカー進出の可能性が十分あるが、この分野のメーカーのロシア進出は極めて遅れている
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ロシアに日本製部品を売り込むチャンス
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