医療機関向けの機種別では、2012年発売のホンダ「セーフティナビ(リハビリ用)」が約450台、そして2023年発売の最新モデル「DB型モデルA」が約80台だ。
医療機関では、例えば運転が難しい病気や怪我を負った患者やその家族が、運転を再開することを希望した場合、運転免許センターに医師が提出する診断書を作成する際のツールの一つとして活用する場合がある。
医療機関向けなどで需要が多いドライブシミュレーター(写真:筆者撮影)
また、日常的に運転している高齢者の運転行動をシミュレーターで確認することで、家族が高齢者に免許の自主返納を勧めるきっかけになることもあるという。
その他、「運転外来」がある医療機関では、緑内障などにより、視力は保たれていても視野が狭くなる疾患を持つドライバーの運転能力を、ドライブシミュレーターを使って医学的・専門的に評価する。
そうした中、ホンダはパリミキと共同で緑内障啓発キャンペーンを2024年から始めた。
ホンダの緑内障疑似体験シミュレーター
初年度はパリミキの埼玉県鴻巣店と三重県鈴鹿店でタブレット型の模擬体験機を使った啓発活動を開始。翌年は、ホンダが開発したシミュレーター映像を使用した動画を、パリミキ店舗全店で活用する全国キャンペーンに発展した。
その活動を今年も続けると同時に、栃木県パリミキ小山店の来店者向けに緑内障疑似体験シミュレーターの体験会を催すことになったというわけだ。
筆者は今回、ホンダ安全運転普及本部施設内で緑内障疑似体験シミュレーターを体験してみた。
システム機器構成はシンプルで、目の前にモニターが上下2つあり、手元と足元にはゲーム機を応用したハンドル・アクセル・ブレーキ操作装置が置かれている。
体験中は、真正面にモニターを見ながら主にアクセルとブレーキの操作をするという流れだ。VR(バーチャル・リアリティ)関連機器のようなゴーグルなどは着用しない。
では、走り出そう。