日本の高配当株ファンドがオルカン・S&P500を超えていた
頼藤:日本株をやってみようかなと思うなら、高配当株投資という選択肢もあります。高配当株投資は暴落や下落相場に強いからです。なぜなら、暴落が起きても定期的に配当という分配金を受け取れる戦略をとれるからです。
日南:日経平均やTOPIXとパフォーマンスを比較するとどうなりますか。
図表:Money&You作成
頼藤:3年だと日経平均株価がいいですが、5年で見ると圧倒的に日本の高配当株投資の方が良いことがわかります。リスクも比較的抑えられていて、リスク効率もいい。
しかもオルカンやS&P500と比べても、パフォーマンスが上です。5年のリスクをみるとオルカンと同じくらい抑えられているので、意外と日本の高配当株投資は有力だと思います。
図表:Money&You作成
日南:ただ、これほど日本株が上昇していると、今から投資をすると高値掴みをしてしまうのではと心配になります。
頼藤:それは「参照基準点効果」の罠に引っかかっているからです。
参照基準点効果というのは、過去のある時点を参照して、そこから高いか安いかを判断してしまうことです。日経平均株価が5万円で、そろそろ6万円ですという状態が「高い」と考えると、6万・7万・8万・9万になってもずっと「高い」と言い続けて投資できなくなってしまいますよね。逆に、将来上昇し続けると考えれば、「今が一番安い」とも言えるのに。
日南:これからもっと上がるかどうか、わからないですよね。どう考えたらいいでしょうか。
頼藤:世界には今83億人がいますが、人口が増えると消費が増え、生産が増え、消費・生産サイクルが回って経済が拡大します。経済が拡大すれば企業業績が上がるため株価も上昇します。持続的なインフレも続くので、10年後・20年後・30年後に日経平均が10万円・20万円・30万円になっている可能性もあります。
オルカン一択と言わず、日本株の上昇を契機に少し視野を広げて、日本株や高配当株ファンドをポートフォリオの一部に取り込んで見るのもいいでしょう。
※個別の金融商品や銘柄を勧めるものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。






