オフレコと断った上で元首相の実名を挙げる
ロウニー氏はオフレコと断った上で元首相の実名を挙げた。「文書の中にその名前がある。文書に載っているからといって、それが真実だとは限らない。しかし米連邦捜査局(FBI)がそれを真剣に受け止めたという事実は何か裏があるということを示唆している」
エプスタインとの関係で駐米英国大使を解任され、このほど労働党も離党したピーター・マンデルソン氏はトニー・ブレア、ゴードン・ブラウン、キア・スターマーと歴代労働党政権で要職を担った。エプスタイン文書にマンデルソン氏の名前は5938回も登場する。
ブラウン政権の事実上の副首相を務めていた2009年6月、マンデルソン氏は英国経済に関する首相政策顧問のメモをエプスタインに転送。ユーロ危機回避を目的とした欧州連合(EU)の5000億ユーロ救済措置についても漏洩していた。
スターマー英首相と駐米英国大使を解任されたピーター・マンデルソン氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
英国の警察・司法当局は不正行為の疑いで捜査を始めた。
ロウニー氏は、マンデルソン氏と一番近かったブレア氏について「多くのことが隠蔽されてきたが、彼はエプスタインと金融ビジネスで深く関わっている。問題はブレア氏が英国の利益に反する怪しい人物と手を組んでいたかどうかで、それが明らかになりつつある」と語る。