「超知能」実現へ電力確保も独自強化
マーク・ザッカーバーグCEOは「2025年にAIプログラムの基盤を再構築した。今後数カ月以内に、新たなモデルや製品の出荷を開始する」と宣言した。
同社は昨年、人間の知能を凌駕するAIを目指す「メタ・スーパーインテリジェンス・ラボ(MSL)」を設立。
内部では「アボカド」や「マンゴー」といったコード名の新型AIを開発中で、今春以降に登場すると報じられている(WSJの記事)。
AI運用に不可欠な電力を安定確保するための新組織「メタ・コンピューティング」の設立も発表した。
ザッカーバーグ氏は、今後10年で数百GW(ギガワット)級の電力インフラを構築する方針を掲げ、元ゴールドマン・サックス・パートナーのディナ・パウエル・マコーミック氏をプレジデントとして招聘。
政府交渉も含めたインフラ確保を戦略的優位につなげる構えだ。
今後の課題:天文学的投資の回収
グループ全体の月間利用者数(DAP)は35億8000万人(前年同月比7%増)と世界規模で拡大を続けており、地域別売上高もすべての地域で2桁成長を達成した。
盤石な収益基盤を背景に、メタはAIへの「全賭け」ともいえる巨額投資に打って出る。課題は、年20兆円規模に及ぶ投資をいかに早期に収益化できるかだ。
ザッカーバーグ氏の描く「AI覇権」のシナリオが、次世代のネット広告、ひいてはコンピューティングの主導権を握れるかどうかが今後の焦点となる。