米中間選挙後の米株は堅調との「経験則」も

 26年は米国の中間選挙の年で、米国議会の上院の3分の1と下院の全議席が改選される。三井住友DSアセットマネジメントの調査によると、1942年から2018年までに実施された20回の中間選挙では、選挙の翌年末のニューヨークダウ30種平均株価が選挙の前日を下回ったことは一度もないという。つまり中間選挙後は株価が上がりやすいという「経験則」がある。

 中間選挙では現職大統領の施政への不満から野党が勝利し議会の勢力図が大きく塗り替わることが多く、同社では「選挙の結果を受けた大統領が2年後の改選に向けて積極的な政策を打ち出すことが相場の上昇につながっている」と分析する。

 26年もこのアノマリーが健在なら、株式市場は調整局面に入ったとしても年末から再上昇というシナリオが有力そうだが、果たして午年相場の行方はいかに?

神馬を置く神田明神(東京・千代田区)、五方山熊野神社(東京・葛飾区)

 さて、投資家に限らず午年の強運と財運アップを祈るなら、26年の初詣に訪れたいのが干支ゆかりの神社だ。気軽に足を運べる東京近郊の馬の神社仏閣をご紹介しよう。

 神道の世界で馬は神様の乗り物となる神聖な存在であり、昔は生きた馬を神社に奉納する慣習があった。奉納された馬のことを「神馬(しんめ)」と呼ぶ。伊勢神宮を例に取れば、内宮と外宮に2頭ずつの神馬がいる。神馬のいる神社は、馬の生物的な特性から勝負運が強まり、願いが叶うスピードも速くなるという。

 とはいえ、現在では神馬を置く神社はかなり限られる。その1つが神田明神こと神田神社(東京・千代田区)だ。芦毛のポニー、神馬「明(あかり、正式名称は神幸号)」とは境内の馬舎で会うことができる。

神田明神には商売繁盛や仕事運アップを願って初詣に多数の人が訪れる(写真:ZUMA Press/アフロ)

 江戸の総鎮守として知られる神田神社は、大黒様こと大己貴命(おおなむちのみこと)、えびす様こと少彦名命(すくなひこなのみこと)、そして平将門命の3神を祀り、商売繁盛や仕事運アップの霊験あらたかと、ビジネスパーソンからの信頼が厚い。