「LIGAサマーキャンプ2025 in 北海道」に全国から高3球児が参加した。写真は新十津川町での試合風景(筆者撮影)
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 今年の北海道は、40度近くになった地域もあり、異例の高温状態が続いた。しかしそれでも最高気温が30度以下の日も多く、本州以南に比べればはるかに過ごしやすい。

 8月2日から11日までの10日間、北海道で「LIGAサマーキャンプ2025 in 北海道」が開催された。昨年に続き2回目。主催は一般社団法人Japan Baseball Innovation。代表はこのコラムでも紹介した阪長友仁氏だ。

(参考)トーナメント戦の結果がすべてじゃない、「高校野球の常識」を超えてリーグ戦で選手の成長を図る、ある野球人の挑戦(2025.4.28)

 阪長氏は高校野球のリーグ戦である「Liga Agresiva」を全国で展開しているが、その延長線上に、高校野球の地方大会で敗退し、野球部を引退した高校3年生が、全国から集まり、チームを作ってリーグ戦を戦う「LIGAサマーキャンプ」を企画したのだ。

全国から球児が集結

 参加は個人単位で、参加費は約27万円と高額だが、選手はホテルに宿泊し、毎日、球場で野球をする。

 今年は北海道栗山町の栗山町民球場と、新十津川町の新十津川町ピンネスタジアムが会場となった。最終日の11日は、北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」でファイナルゲームを行う。

新十津川町ピンネスタジアムでの試合風景(筆者撮影)

 参加者は64名。北海道の選手が多いが、沖縄県や中国、四国地方、関西、関東などからも選手が参加している。今年は岩見沢市のホテルから両球場に通った。