事務職派遣の時給はどれくらい?
派遣会社としても、シニア社員が増えるとメリットがある。通常の派遣社員は平均就業年数が1年程度。しかしシニアの派遣社員は求職活動が大変なため、契約期間満了まで勤める人が多く、派遣会社としてはそれが大きなポイントになるという。
「若い方は、派遣先が気に入らないとすぐに辞めてしまう傾向がありますが、シニアの方はたいてい辞めません。すると次の派遣先に紹介する際にも、『この方は長く勤めてくれます』とゴリ押しできるんです。定着してくださるシニアは貴重な人材です」
事務職派遣の時給はどれくらいなのだろう。
「一般事務でサム関数ができるレベルの場合、時給は1670円(2025年現在・東京都内の場合)くらい。もちろんスキルに応じて上がります。ただし官公庁への派遣は、入札があるために時給は一般企業に比べると200円ほど低くなります」
Yさんが今欲しいと思っているシニア人材を聞いてみた。
「私は日本企業を中心に担当しているので、人柄重視、英語や経理などの一定のスキルがある方。それから『こんな私でも働けるところがあるなら、お願いしたいです』という謙虚なシニアは頼みやすくて助かります」
シニア派遣社員への要求はかなり高いようだ。では、仕事がなかなか決まらないシニアにはどんな特徴があるのか。
「『リモートワークがいい』『時給1700円以上がいい』など人気の条件を希望される方です。希望者の多い仕事は、ハイレベルなスキルがないとなかなか決まらないんです。そうした時に『年齢でダメなんでしょ!』とゴネられてしまうと、ますます難しくなります」
確かにシニアが不採用になる場合、その理由が年齢のせいなのか、スキルが足りないのか、人柄が問題なのかはわかりにくい。