本番当日にやるべき「伝わる声」を出す準備
③呼吸とリラックスで「不安の断捨離」
当日、プレゼンや重要な打ち合わせなどの場所に行く前に、不安を解消するための「不安の断捨離」を実践しましょう。
まず、深い呼吸をします。10秒間数えます。息をしっかり吐ききります。その後にたっぷりと吸い込みます。この動作をくり返して、不安を息にのせてすべて吐き出しましょう。
緊張で浅くなった呼吸を深い呼吸に戻し、力強い「伝わる声」を出す準備が整います。
発声によけいな力みは禁物。肩の力を抜くことも重要です。肩を落としてリラックスすると、声がスムーズに出やすくなります。もし肩の力を抜くのが難しい場合は、イスの背にもたれかかり、上半身の力を抜きましょう。
肩を下げながら手をブラブラさせ、「あー」とあくびのように声を出して息を吐ききると、リラックス効果がさらに高まります。心身が次第にほぐれ、自然な状態で本番に臨めるようになります。
【重要なプレゼンや商談の本番当日】
④いろんなツールを最大活用する
プレゼンやセミナー登壇などで、部屋が広いと声が届くか不安な場合がありますね。実は、声の力を最大限に活かしつつ、ツールを上手に使うことで、より効果的に相手に伝えられるのです。
「スミヤメソッド」はムリなくが基本。使えるツールをフル活用して、自分をラクにしていきましょう。
もし、声が届くか不安があるなら、マイクを用意するのも一つの手です。最近では、手ごろなマイクもあります。
マイクを使う場合は、声量を一定にすると聞こえやすいです。ただ、最初の1音目はしっかり出しましょう。
また、部屋の一番奥の人にきちんと伝わる声を心がけましょう。事前に人に聞いてもらい、隅まで聞こえているか確認をするようにします。