- トランプ氏は本格的な関税戦争を始めるか?
- ウクライナとロシアの和平協定は成立するか?
- 2025年末の米国金利は今よりも低くなるか?
- マクロン氏はフランス大統領の地位を維持できるか?
- 「マグニフィセント・セブン」は下落するか?
- 中国からの輸出品の価格はさらに下がるか?
- マスク氏とトランプ氏は仲違いするか?
- ドイツは「債務ブレーキ」を緩和するか?
- 債券市場は崩れるか?
- 中国の二酸化炭素排出量は減るか?
- 英国の労働党政権はこれ以上増税しないという公約を守るか?
- イスラエルと米国はイランの核施設を攻撃するか?
- ビットコインは20万ドルに到達するか?
- インドのGDPは日本のそれを抜くか?
- 電気自動車は世界の自動車販売台数の4分の1以上を占めるようになるか?
- ハビエル・ミレイ大統領はアルゼンチンの為替管理を撤廃するか?
- スーダンの戦争はまだ続くか?
- 我々は使えるAIエージェントを手にするか?
- ハリウッドの大手映画スタジオの新たな大型M&Aがあるか?
- CDがレコードと似たような長期的な復活の道に乗り出すか?
(英フィナンシャル・タイムズ紙 2024年12月31日付)
Mohamed HassanによるPixabayからの画像
恒例となっている本紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の新年予想は、かつては気軽に取り組める頭の体操だったが、最近は戦争と平和の問題にますます向き合わざるを得なくなっている。
今年も本紙執筆陣はウクライナ、中東、スーダンでの紛争について、そして少し種類の違う関税の戦争について予想を立てる。
読者は首をかしげるかもしれないが、理にかなったシナリオになることを目指している。
チーフ・エコノミクス・コメンテーターのマーティン・ウルフが米国金利について予想しているのをはじめ、執筆陣は今回、ビットコインの上値のメド、AIエージェント、CD復権の可能性といった軽めのテーマにも取り組んでいる。
ドナルド・トランプ氏の大統領復帰は、同氏が世界に大きな影を落とすことを意味している。
昨年の本紙の成績は素晴らしいとは言えず、20件の予想のうち5件を外した。
当時の世論調査の結果を踏まえてトランプ再選の可能性を軽視していた。日本の金利はゼロ%を上回ったし、投資家が予想通り債券に戻ることもなかった。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのXは経営破綻しなかった。パルテノン神殿の大理石彫刻の一部をギリシャに返還する交渉も(まだ)まとまっていない。
1人の頭脳が20人の集団をなぎ倒すことも時にはあるようだ。
前回の読者参加のコンペでは20件の予測をすべて的中させた参加者が2人おり、同点決勝の予測も当てたエルコレ・ドゥリーニさんが優勝した。
今年もFT読者の皆さんの予想をお待ちしている。本名と電子メールアドレスを明記のうえご応募いただきたい。
(https://www.feedback.ft.com/c/
新年が良い年になりますように!