二馬力否定したさに公選法違反を吐露
前回連載で私は、PR会社社長が「立花孝志候補」の活動によって「斎藤再選」が実現したと言われることに「彼女自身が我慢がならなかったのでは?」との観測を記しました。
しかし、実態はそうではなかったらしい。次第に明らかになった情報から察せられたのは、
1:斎藤&立花の「二馬力選挙」が公選法違反にあたるのではないか、という批判を「かわすため」に斎藤選対側が愚かな考えをめぐらし、
2:「立花氏にSNS選挙での協力を依頼した事実はない」「依頼したのは1人だけ」と「メルチュ」社長を名指し、
3:斎藤選対の「依頼」でPR会社社長は、その実「公選法違反」の事実を詳細に「PR」してみせた。
いやはや、つける薬がありません。
何にしろ「低見識」以前、「低学力・低リテラシー」と指摘するのが正確でしょう。
誰の学力が低いのか?
もちろん「斎藤元彦」選対サイドのリテラシーがゼロということです。
さらに言えば、勘違いに過ぎない自分たちの「実力」を過信して、リーガルリテラシー・ゼロが生兵法、怪我では済まない自滅行為で、飛んで火に入る夏の虫状態。
斎藤元彦氏はなまじ「東京大学」の卒業生だったりするので、世間では「優秀」と勘違いされる場合がありますが、地アタマが優秀な人間は、県職員を2人も自殺に追い込んでおきながら「道義的責任という言葉の意味が分からない」などとは発言しません。
受験対策の付け焼刃以外に勉強したことがない、東大で伸びないOBの典型症例ですので、明記しておきます。
実のところ、この手の思考停止がここ40年来、東京大学を筆頭に「受験難関校」とされる大学で、非常に増えていることも付記しておきます。
立候補者や選対が能力不足なのは、まあ自業自得で済むかもしれません。
ですが、そういう人が実際に110万からの得票数で当選してしまったことは、ナチス政権成立前夜に比すべき有権者の低リテラシー、真の国難というべき事態です。