グループリーグ2位で通過
8月1日午前0時(日本時間)からなでしこジャパンは、C組の最終戦でナイジェリアとの戦いに3-1で勝利、8カ国で争う決勝トーナメントへの進出を決めた。
初戦でスペインに敗れ、第二戦のブラジルにはアディショナルタイムに2点獲得するという「奇跡の勝利」を果たしたなでしこは、この予選リーグ最終戦で引き分け以上であれば決勝トーナメントへ進むことができた。
一方のナイジェリアは、FIFAランクで7位のなでしこに対し36位と数字の上では格下であるが、簡単に退けられるほど五輪は甘くない。勝ち点はまだ0であるが、もし日本に勝てれば「勝ち点3」を得られる。その結果、リーグ3位になれば、決勝トーナメント出場の可能性が出てくる。果敢に攻めてくるのは明らかだった。
ゲームが始まると、やはりナイジェリアは積極的に攻めてきた。ただ簡単に得点を奪うことができない。
逆に先制したのはなでしこだった。22分に長谷川唯からの見事な縦パスを受けた植木理子がゴール前まで詰めていき、相手DFを十分に引き付けた後で後方からフォローしてきた浜野まいかにパス。これを浜野は無人のゴールにボールを蹴り込んだ。長谷川、植木、浜野がそれぞれ素晴らしい仕事をした美しいゴールだった。