「2部制」でナイター試合も

 2部制とはどんな仕組みでしょうか。

 主催者の日本高校野球連盟によると、大会第1日〜第3日(8月7〜9日)の3日間、気温の高い昼間にゲームを行わず、「朝」と「夕方以降」の時間帯に分けて試合を行うというものです。

 初日は午前8時半からの開会式後、午前10時から第1試合を行い、第2・第3試合は午後4時以降に実施します。第3試合はナイター確実で、場合によっては第2試合の終盤もナイターになる可能性があります。また、試合のない昼間は、すべての観客が退場しなければなりません。第2日と第3日は午前8時から続けて2試合を行い、その後、いったん休場。午後5時から第3試合を行う予定です。

 もし試合が長引いて予定通りに進まなくなった場合には、翌日以降に同じスコアから試合を再開する「継続試合」とする方針です。また、例年は午後2時にプレイボールのかかった決勝戦については午前10時の試合開始になります。

 高校野球は夏の風物詩として広く国民に定着しており、大会期間中は昼間、NHKテレビをつけると、必ず甲子園の試合の様子が映し出されていました。しかし、この8月には「高校野球のない昼間」が訪れることになります。