表 35のボトルネック技術の解消状況(2023年11月時点)表 35のボトルネック技術の解消状況(2023年11月時点)

 半導体業界連盟などによると、中国は少なくとも21の主要技術を突破、もしくは一部突破している。

 35のボトルネック技術では、影響の大きい半導体に目が行きがちだが、実は身近なパソコンとスマートフォンのオペレーティング・システム(OS)やデータベース管理システム(DBMS)などデジタル社会の実現に不可欠な技術もボトルネックとなっている。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、アップルやマイクロソフト(OS、端末など)、オラクル(DBMS)、シスコ(通信機器)、VMware(サーバーの運用に重要な仮想化ソフトウェア)、ドイツのSAP(統合基幹業務システム〈ERP〉)、サムスン(半導体など)などがロシアでの自社ソフトウェア製品やサービスの提供を停止した。これにより、ロシアの国民生活に深くかかわる多くのシステムの運営に支障が出た。