タキヒヨー、しまむら、AI modelの3社がAIモデル「瑠菜(るな)」を生み出した(出所:タキヒヨーのプレスリリースより)

東京都知事選を前に、突如として登場した「AIゆりこ」が話題だが、大企業の間ではAIが生成したリアルな「AIモデル」を広告や販促に起用するケースが増えている。しまむらのほか、伊藤園や野村ホールディングスなどだ。その実在していそうなリアルな姿を見てみよう。

(杉原健治:フリーライター)

しまむらの販促にAIモデルを起用

 6月5日、しまむらの販促活動にAIモデル「瑠奈(るな)」が起用されたことが発表され、瞬く間に大きな話題となった。このAIモデルは名前のほか、年齢(20歳)や身長(158cm)、職業(服飾専門学生)、さらには特技や趣味、家族構成など細かなプロフィールが設定されている。

AIモデル「瑠菜(るな)」(出所:タキヒヨーのプレスリリースより)

 すでにSNSのInstagramで活動を始めており、投稿されている写真は実在する人間のようにしか見えないほどリアルだ。

 自撮り写真などの他、普段の生活の様子なども発信するなどまるで本物のモデルのように活動。10代~20代の若年層をターゲットとし、SNSを中心に情報発信していくようだ。