出会い系サイト(出会い系アプリ、マッチングアプリ)は若い人に広く浸透しているが、終(つい)のパートナーを探す「中高年婚活サイト(婚活アプリ)」も大いに盛り上がっている。良い相手に出会いたいと願う気持ちに年齢は関係ないが、なかなか交流やゴールに結び付かない中高年ならではの“残念ポイント”が至るところにある。
「自身の設定条件や対話スタイルを見つめ直して、満足する結果にたどり着いてほしい」――婚活沼にどっぷりはまった末に無事結婚にこぎ着けた女性ライターが、中高年婚活サイト&アプリのリアルをお届けする。(JBpress)
(水無月モル:婚活沼経験者、Webクリエーター)
その“こだわり”はほんものですか?
自分の希望条件にぴったり、あるいは希望をそのまま受け入れてくれるパートナーが見つかれば、それに越したことはないでしょう。でもそんな人はなかなか見つかりません。
中高年のパートナー探しは、これが最後の相手になるかもしれないという“仕舞い支度”感が漂います。若い世代に比べれば残された時間はそう多くありません。限られた時間を満たされて過ごしたいからこその婚活なのです。
年齢を重ね多くの経験を積んでくると、本人が自覚せずともさまざまな“こだわり”が生まれます。しかし、自分の考えやライフスタイルにとらわれ過ぎてしまうと、パートナーとの出会いのチャンスを逃したり、交際が長続きしなかったり、そんな残念ことになるかもしれません。
※残念ポイントをまとめた記事はこちら。
中高年婚活サイト&アプリ、交際や結婚に発展できない5つの“残念”ポイント
相手に歩み寄る覚悟はできてる?
私の参加していた婚活サイト&アプリ会員のプロフィール欄では、相手に対する希望項目を選んだり、具体的な希望内容を書いたりすることができます。
その中に「料理上手な人を希望!」というものがけっこうありました。