昭和の時代ならごく普通のこの“料理上手”という希望、令和の現代に生きる女性のみなさん、なんかひっかかりがありませんか?

「ご自分ではまったく料理はしなくて、全部丸投げなのかしら」「妻が友達と旅行に行こうとすると『その間の俺の飯は?』とかいう人かも」「すごく味にこだわりがあると大変だな」といったネガティブな想像が湧き上がるからです。「料理は女性の仕事」という固定観念が透けて見えることへの違和感かもしれません。

 仮にこれまで料理をほとんどしてこなかったとしても、「料理は苦手ですが、これからはお料理好きな人といっしょに料理を楽しみたい」という変化の姿勢を見せてみてはどうでしょうか。変わっていこうとする男性(もちろん女性も)を、応援したいとポジティブにとらえてくれる人は、少なくないはずです。

 この年代になっての婚活は、いままでの自分のやり方、生き方とは違うところはあるけど、相手に歩み寄る覚悟があるか。これがとても重要なことなのだと思います。

近くの友人と遠くのパートナー、どっちが大事なの?

 婚活サイト&アプリ内では、会員のおおよその居住地が把握できます。同じ県内の会員を、地域を絞って探すということもできます(同様に特定の県や特定の地方という検索もできる)。お互いの居住地が近い方が、交際に発展した時に何かと便利です。移動する交通費や時間も節約できます。

 一方居住地に関しては、中高年ならではの事情も出てきます。