ビジネスにおける情報活用(4)
データベースマーケティングやネット販売の事例として「紙おむつを買う人はビールを買う」という事実がデータ分析によって判明した話が、データ分析関連の本やセミナーなどで例示されていました。
自社の顧客の属性や好みは、ビジネス現場では最も知りたいことの一つです。
そこで、今回はデータに基づいて顧客の属性や好みを探り当てるというテーマです。
eスポーツのイベントを企画したいが・・・
あるゲーム会社ではeスポーツの競技大会の計画を検討していました。
eスポーツは、「ゲームで競う」という要素があれば、どんなゲームを題材にしてもいいのですが、この会社では他社から一歩遅れながらeスポーツのイベントを開催することになりました。
しかし、初めての試みということもあり社員として統一した参加者のイメージを今一つ、つかみ切れていません。
あるスタッフは「eスポーツと言えば若い男性に人気だから、学生や若い男性向けに宣伝をした方がいいですよ」と言い、別のスタッフは「最近は多くの自治体でeスポーツのイベントがあり参加者は老若男女様々ですよ」と言います。
どの意見もそれぞれの目で見た事実を述べているだけに、どの意見が正しいのかと判断を下すこともできず議論は行き詰ってしまいました。
そこで、プロジェクトリーダーは、出てきた意見を基に図を描いて意見を整理することにしました。
「若い⇔シニア」「ゲームマニア⇔ゲーム初心者」という2つの軸で図を描き、メンバーから挙がってくるターゲットの位置づけを図に書き込んでいくことにしました。
ただ、ここで問題が生じます。