「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏(写真:AP/アフロ)「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏(写真:AP/アフロ)
  • 「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏は、どんな投資スタイルなのか。2024年から新たなNISA(少額投資非課税制度)が始まる前に、バフェット氏の投資スタイルを2回に分けて学ぶ。
  • 割安の株を底値で買い、長期で保有するというイメージが強いが、本当か。アップルや日本の商社への投資で注目されているが、実は平均保有期間は3.8年。買って半年以内に売却した株も目立つ。
  • バフェット解剖 世界一の投資家は長期投資家ではなかった』(前田昌孝、宝島社新書)から一部抜粋してお届けする。(JBpress)

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新NISAはバフェットに学べ(後編)実は「長期」ではなく「短期」投資家

 これまでバフェットさんがどんな投資決断をしてきたのか、歴史的に振り返ってみましょう。

 バフェットさんを語るときに必ず出てくる銘柄がコカ・コーラです。少しずつ買い集め、仕込みが完了したのが1994年のことでした。

 このとき、ほぼ同時にアメリカン・エキスプレスの仕込みも完了しました。この両社は現在でもバークシャー・ハザウェイの保有銘柄の中核になっています。ほかに1994年末現在でウェルズ・ファーゴ、ジレット、フレディマックを保有していました(図1)。

■図1:バークシャー・ハザウェイの投資動向の歴史


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