ヨーロッパ中に知れ渡る「ミトマ」のプレー
イスタンブールのスルタン・アフメト地区で「ミトマ」の声を耳にした。
チャンピオンズリーグ決勝の舞台はマンチェスター・シティとインテルのカラーで染まっていて、パブが連なる通りは空色のシティファンで埋まっている。
「ミトマがリバプール相手に決めたあのゴール」
ひとりのイングランド人が嬉しそうに言った。
「痛快だった」
そこではシティファンの誰もが、三笘薫の存在を認知し評価していた。テーブルの上に散乱していたビールのせいではないだろう。昨季見せた活躍で、三笘は完全にプレミアリーグの顔のひとりになっている。
「ブライトンはいいチームだ。だが遅かれ早かれ、ミトマはもっと大きなクラブに移籍するだろうね」