4月に出馬表明したロバート・ケネディ・ジュニア(4月19日撮影、写真:ロイター/アフロ)

民主党支持層はバイデン70%、ケネディ17%

 このところ米主流メディアが民主党大統領候補、ロバート・F・ケネディ・ジュニア(69)について競って報じている。

 暗殺された故ロバート・F・ケネディ司法長官の息子だという「金看板」。

 現職大統領を有する与党・民主党から2024年大統領選に立候補したという「泡沫候補」とはいえ、ニュースバリューもある。

 常識にとらわれず現在の沈滞した米社会のムードを一掃しようとする既成政治家にないケネディ氏の「突飛さ」に拍手しているようにも見える。

 何よりも高齢問題、不人気に加えて、二男ハンター氏の有罪騒動も飛び出して、米国民のジョー・バイデン大統領に対する嫌悪感が増している昨今、無傷のケネディ氏は一服の清涼剤になっているからだろう。

「今の民主党支持者のバイデン氏に対する支持は『制度上の支持』(Institutional support)に過ぎない」(ワシントンの政界ウォッチャー)

 つまり、そこそこにやっている現職大統領が2期務めるのは従来からの慣わし、だから嫌々でも支持するといった雰囲気なのだ。

 そこに勝算もなく、がっちりした政治哲学も政策もなく、降って湧いたように登場したのがケネディ氏だった。

 4月に立候補して以来、2か月半、全米各地を遊説しているものの、これまでは全くの泡沫候補扱いだった。

 ところが、民主党支持の有権者を対象に行った最新の世論調査では、バイデン氏が70%だったのに対し、政治経験ゼロのケネディ氏は17%と頑張っている。

 なぜか。

 そして6月に入って主流メディアがケネディ氏に注目し始めた。

(共和党サイドを見てもドナルド・トランプ前大統領が支持率59%で独走する中でライバル視されるロン・デサンティス・フロリダ州知事は21%、マイク・ペンス前副大統領以下、数%に低迷しているのに比べると、あっぱれだ)

National Release – June 14, 2023

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