サンタクロースはいつからトナカイのソリに乗ってやって来るようになったのか?

 クリスマス・シーズンです。今回は冒頭に、「愛くるしい」としか言いようのないクリスマス動画の古典(https://www.youtube.com/watch?v=c9ps42Frh6Y&t=18s)をご紹介しましょう。

「赤鼻のトナカイ」。可愛いトナカイの子供のお鼻が赤いLEDで光っていますね。でも画面は相当の年代もの・・・。

 この驚くべき動画は、1964~65年にかけて、当時最先端、発明されたばかりの発光ダイオードを使って、実は日本人の手によって作り出された奇跡のような作品なのです。

「ジングルベル」の初歩的な間違い

 世の中はクリスマス・シーズンたけなわ、私も行く先々でクリスマス・ソングを耳にします。

 ネットではCMを含め頻繁に「ジングルベル」の動画(https://www.youtube.com/watch?v=NAzezeO2UII)が目に入ってきます。

 かなりの数の音声動画(https://www.youtube.com/watch?v=spk41SqSAdE)で「ジングルベル」の旋律とともに、サンタクロースがトナカイの引くソリ(トナカイはしばしば2頭とか4頭だったりします)が描かれているのを見ます。

 実はこのようなことは日本だけの現象なので、何というか失笑せざるを得ません。

 皆さんは「ジングルベル」で「トナカイ」が登場しても、不自然には思わないでしょうか?

 先日も、複数の出先で店内放送が「ジングルベル」をご丁寧に英語の歌詞で流しているのを複数回聞きました。

 英語で歌われる「ジングルベル」の響きに印象にお持ちだと話が早いと思います。

「だっしん するーざすのー いなわんほーそーぷんすれー」

 みたいな感じ、お耳にされたことはたぶんあるはずで、中年のオッサンが米語発音で

「じんごーべー じんごーべー じんごーおーざうぇー おーわっふぁーに りすとぅーらーねな わんーほーそーぷーんすれー へー」

 とか何とかやっている。皆さん聞き流してはおられないでしょうか?

 私は親が英語教師で、家でも幼児向けに「母と子の英語教室」というのを営んでおりましたので、このあたりには思い入れがあるので、歌詞を書き出してみます。