駐車車両の上で寝ていた猫は、日陰になってしまったことに気がつき、これからどこへ行こうかと思いを巡らしているようでした。だいたい猫たちの考えていることはいっしょなんですね。

 寝転んでいた三毛猫に腰を下ろして近づこうとすると、まっ白いオス猫が飛び出してきて、三毛猫との間に割って入りました。この白くんは、三毛のお母さんを守ろうとした息子なのかもしれません。三毛は感心したような顔つきで白猫を見つめました。

 グレーの大きな猫がパトロールするように原っぱをゆっくりと歩いていると、日向ぼっこをしていた猫が駆け寄って、挨拶をしました。グレーの猫は、この辺りのボス猫でしょうか。遠く離れたところにいる猫からも挨拶されていました。