先日、霞が関でMCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)の畑口昌洋幹事長とKDDIテクノロジーの嶋是一CTO(最高技術責任者)と会食しました。
畑口幹事長とはラスベガスで行われた全米最大のモバイルコンファレンスCTIAで、私が「Goingmobile」という日本企業によるセッションで講演したときからになります。
その当時、モバイルコンピューティングは日本が最先端を行っていたと言ってもいいでしょう。
15年以上も前のことになりますが、この展示会はドコモアメリカなどMCPCの関係者が出展しており、日本のモバイル事情はとても注目されていました。
インターネットにつながる携帯電話は、羨望の眼差しで見られていたのです。
Javaで作られたアプリケーションも携帯電話の上で動くことから、単なるウエブサイトではなくソフトウエアとしての機能もありました。
今でも畑口幹事長とは定期的に情報交換しているので、その都度、モバイルコンピューティングの未来を問いかけられます。
私も携帯電話にJavaが採用された時から、モバイルアプリケーションに関わっているので、重要なテーマなのです。
ボタンの携帯電話からGUIのスマホへ
携帯電話と呼ぶことから分かるように、従来は通話が主流でしたが、カタカナが表示できるようになり、SMSでメッセージを送れるようになりました。
携帯電話にポケットベル機能がついたようなものです。
NTTドコモの「iモード」が出てきてからというもの、ディスプレイこそ白黒でしたが漢字も表示できるようになりました。
表示画面も大きくなり、J-フォンが写真を撮って送れるカメラ付きの携帯電話を出した頃から、ディスプレイがカラーになりました。