参院選を中心とする人間界のごたごたとは無関係に、日本列島では新型コロナウイルス感染症、オミクロン変異株が着実に勢力を伸ばしています。
実際に7月に入ってから第1週の感染者数推移を見てみましょう。
「第7波だ何だのと言って大して伸びていないじゃないか。何を大げさに・・・」
こう思われる読者があるかもしれません。しかし、こうしたデータは、その集計を含め社会的なシステムに強く影響される面があります。
被害は波状にやって来る
分かりやすい話、1週間単位で波が訪れていますが、コロナウイルスがカレンダーを見て感染を変化させるわけではない。
1週間単位で周期的に変化するのは人流であり、検査に訪れる人の数でもあり、検査体制でもあります。
参考までに同じオミクロン株の今年1月最初の2週間の新規感染者数推移を見てみると下のグラフのようになります。
つまり「山」は1週間単位で大きくもなり、小さくもなって行く。
冒頭に示したグラフは今年のお正月、日本を襲ったオミクロン大爆発の実データです。