最後にもう1曲。

●「EVERY BREATH YOU TAKE/THE POLICE」

「見つめていたい」という邦題もつけられた、ポリスの代表曲の一つですね。

 1983年に全米ヒットチャートで、実に8週連続の1位に輝いていますし、日本でもすっかりお馴染みの曲で、結婚披露宴でも頻繁に選曲されていると思います。

 この曲の歌詞は「君が息をするたび、君が動くたび、君が歩くたび・・・ずっと君を見つめているよ」という内容で、英語的には「Every ○○ You...ake」と、しつこいぐらいに韻を踏んでいるのが特徴でもあります。

 一聴する限りは、究極のラブソングですが、ちょっと見方を変えてみると・・・「コレって、ストーカー?」という空恐ろしさも感じませんか?

 事実、この曲の作者であるスティングは、とあるインタビューで・・・

「あの曲は、意地が悪く器量の狭い歌なんだ。本当にかなりタチが悪い。嫉妬と監視、独占欲についての歌だ」と発言。ポリス解散後には、ソロとして、この曲のアンサーソング「If You Love Somebody, Set Them Free」(直訳=誰かを愛するなら、相手を自由にさせろ)をリリースしているほどです。

 いずれにしても、完全NGではないものの、披露宴では避けた方が良い内容の歌ではありますね。

 6月は“ジューン・ブライド伝説”もあって、結婚披露宴が激増する時期。老婆心ながら新郎新婦の皆さん、くれぐれもご注意のほどを。